定期テスト毎に生徒との面談で、親子の会話を思い出してもらうと、子どもたちはお母さんから日々厳しい言葉を受けていることが伺えます。
私自身も親の目からすると「うん、そりゃ言われちゃうよなぁ」と思うこともあるのですが、親御さんによってはずいぶん上手に対応されているところもあるようです。
こういう日々積み重ねる言葉は、子どもの小さなプライドを作っていきます。これが自己肯定感の強い子ども、弱い子どもをつくるんですね。
ついつい出てしまうお母さんの感情的な表現が、子どもの存在や価値観を傷つけるということを頭の片隅に置いておいてください。
子どもを動かすのは、やはり愛情です!
お母さんからの愛情。お父さんや周りの人の愛情です。
その愛情の表現方法は、ずばり『言葉』です。
そのことを忘れないように接すると、子どもはプライドを高く持って生きていけます。
(神尾塾の講師は、生徒の自己肯定感が高まるよう常に愛情を持って接し指導するように努めています。)
日常的に子どもに発する言葉で多い表現を思い返してみてください。
もし、子どものプライドを傷つける言葉が多い場合は、是非どんな言葉が子供のやる気を引き出すために有効かを考えておくといいですね。
例えば、「もっとしっかりやりなさい!」ではなく「あなたは、こんなもんじゃない!」
「全然頑張っていないから、こんな成績なんでしょ!」ではなく「あなたは、これで終わるような人間じゃないよ!」と子どもの可能性を親が信じていると子どもが感じる言葉です。
言葉の積み重ねで、いつかこの言葉に応えようとやる気をだしてくれる、そんな言葉をたくさん集めておきましょう。
今年は、『子どもの自己肯定感を高める言葉を一日一回は使う!』など決めてみてはいかがでしょうか。
そうすることで、自主的で勇気があって、自律的な子どもを育てる一歩となるでしょう!