足し算と比べてみると、引き算は単に足し算の逆ではないですね。

引き算には4つの形があります。その4つの形をしっかり理解しておくことが大切です。

①同時に存在する2つの個数の違いを求める場合
りんごが5つ
みかんが3つ
りんごがいくつ多いですか?
みかんがいくつ少ないですか?

という『比較イメージ』です

②はじめにある数量から減少する場合
金魚が5匹います
3匹あげたらのこりは?

という『消去残りイメージ』です

③必要な数量の大きさに不足する数量を求める場合
子供が5人います
アメが3つあります
アメはあといくついりますか?

答えの2は子供の数ですが、これをアメ不足分に『置き換えるイメージ』です

④2つの順序数や番号の違いを求める場合
Aさんは前から5番目
Bくんは前から3番目
Aさんはビーくんよりいくつ後ろになるでしょう?

『重なりのイメージ』です

すべて式は5 − 3ですが、『超過部分』『空白部分』『残り部分』と考え方は違います。このイメージ作りをしっかりと小さいうちに身に付けることが大切です。
これらの練習問題をたくさんすることで、どれも5 − 3と表すんだと言うことを理解して行きます。